このSTEPは、少し長めになります。
大分、書きました?
たくさんやってみて答えが出た方
ひとつめで答えが出た方
やる前にピンときて答えが出た方
色んな方がいると思いますが
どれでも正解です。
だってそれが、あなたなんですから。
ここで出す答えというのは
恐らく、人類共通の答えになります。
人が、誰かを傷つけるとき
人が、誰かに傷つけられたと感じるとき
共通して発生する”嫌感情”の根本は…
“淋しい”
だから
“解(わか)ってほしい”
なんです。
解ってくれないから”淋しい”
だから攻撃する。
解ってほしいと思う自分が
“淋しい”から傷つく。
攻撃方法に違いはあれど
根本にある感情は
共通して”淋しい”しかなかった。
あなたが出したものが
この答えじゃなかったとしたら
もう少し質問をしてみると
出てくるはずです。
質疑応答を行ってみましょう。
例えば
上司がすごい嫌みを言ってきて傷ついた
↓
どんな嫌みですか?
↓
お前は随分ゆっくり仕事してるなって
↓
それは嫌みなんですか?
↓
私にとってはそう
↓
あなたのペースだったんですよね?
↓
まあ、そうだけど。
もっと頑張ったほうがいいのかなって
↓
その上司の方が、そう言ったのですか?
↓
そういう言い方だった。
↓
そうですか。そう思ったんですもんね。
実際は言われてない?
↓
言われてない
↓
でも気になる?
↓
気になるよ。だって
もっと頑張ってる人とかいるし
↓
そうですか。それは誰ですか?
↓
同期の○○さんとか、後輩の××くんとか
↓
あなたは頑張ってないんですか?
↓
やってるよ!自分で精一杯なだけ
↓
精一杯やっていて、何がダメなんですか?
↓
もっと周りに追いつかないと
↓
追いついていない?
↓
うん、そう思う
↓
追いつかないと、どうなります?
↓
みんなに見下されて
下手したらリストラとか…
↓
されそうなんですか?
↓
いや例えだよ?例え
↓
見下す人たちって誰ですか?
↓
いや、分からないけど
↓
見下されると、あなたはどう思うんですか?
↓
自分に価値なんてないのかなって
↓
どうして?
↓
社会人として、そう思われる
↓
誰に?
↓
色んな人に
↓
名前は挙げられますか?
↓
さっきの○○さんとか、××くんとか
上司とか…
↓
そんなに大切な人達なんですか?
↓
いや、話もそんなに…
↓
なら、いいんじゃないですか?
あなたなりの精一杯でやっているなら
言わせておけばいい。
↓
そうだけど、ほら、親とかにもさ。
何か胸張れないっていうか
↓
精一杯なのに?
↓
うん。たぶん、もっと頑張れって
↓
言われたんですか?
↓
昔ね。よく言われた。
↓
そう言われて、あなたはどう感じたのですか?
↓
頑張ってるよって。
今も頑張ってるよって
↓
誰に、そう思ったんですか?
↓
お母さんかな。
↓
お母さんに、頑張ってるの
解ってほしかったんですか?
↓
うん、きっとそう。
解ってもらえてなくて
淋しかったんだと思う。
…こういう感じです。
架空の人物で進めてみましたが
自分の逃げ道を無くすように
質問を重ねるのがコツですかね。
ただ、実は
この”淋しい”というのは連鎖式になっていて
大抵は
親子関係で起こり
社会に出ても、根本は家庭にあることが
ほとんどになります。
良い、悪いの話ではありません。
親御さんは親御さんで
ご自分の親に”解って”の”淋しさ”を
抱えたままになっていることが多い。
これ、仕方がないんです。時代背景もありますから。
そして
自分の子どもにも
“解って”の”淋しさ”をついついぶつけてしまう…
結果
子どもも親御さんに
“解って”の”淋しさ”が募っていってしまう…
この”淋しいの連鎖”
断ち切る勇気を持った
親御さんもいらっしゃいますが
今のところは少数派、でしょうか。
ただ、この連鎖は
人ではなく、社会そのものが
形成しています。
私も含めた
みんなで作ったこの世界が
そのようになってしまっただけ。
今、この瞬間だけでも
その鎖の中に、
あなたはいなくてもいいんです。
長くなってしまいましたが…
ここで行うことは
あなたが
“淋しかった”と、認めるだけです。
ただそれだけでいい。
あなたは、こんなにも
“淋しい”が渦巻いている社会の中で
よく
生きてきました。
自分で、自分を
心から褒めまくってください。
誰かを攻撃してしまった
と気付いたなら
反省する前に
“淋しかった”自分を
見つけてください。
本当の謝罪の心は
その後にしか生まれません。
そんな自分に逢えたなら
次のSTEPにいきましょう。